都立大学に国際系の新たな学部を開設すると、東京都が発表した。新学部の開設は「首都大学東京」として開学した2005年4月以来、初めて。グローバル人材の育成に力を入れたい考えで、28年度の開設を目指すという。
都総務局によると、学部の名称や詳しい教育内容などは今後、検討を進める。28年度の開設に向け、26年度末に文部科学省に認可申請することを目指すという。
同大には現在、人文社会学部や都市環境学部など七つの学部がある。これまでも、特定の学部や学科に所属する学生が主専攻の履修と並行しながら、海外留学を必須とする「国際副専攻」を選べる制度を導入。グローバル化がさらに進むなか、国際人材を輩出し、学生に選ばれる大学となるため、国際系の新学部の開設が必要と判断した。
都はほかに、山本良一理事長…